律子SS

2009年06月17日 02:26

久々の更新です。みなさんお久しぶりです。
他所にコメントするとか、2chのアイマス関係スレを覗くとかはやっていますが、ブログの更新ネタがなくて…というか更新にうまく繋げられなくて。
最近気持が沈んでることもあって、ちょっと更新が難しいです。
また気が浮き始めたら頻繁に更新していこうと思います。

それはそうと本題へ。
昨晩衝動で律子のShort Storyを書きました。一応通算3つ目のSSになります。

正直普段から日本語が不自由な自分がお話なんて掛けるのだろうかと、我ながら疑問に思うのですが、とりあえず頑張りました。
ちなみに、律子に関するネタバレを含んでいますので、一応観覧注意です。
――――――――
「ん…? 律子…?」

いつの間にか自分の布団の中に律子がいる。俺に抱きついて顔を埋めている。
時計に目をやると午前1時。床に就いてから2時間が経とうとする頃だった。

「ダーリン…その…いきなり…ごめん…ね……。」

そういう彼女の声は涙声だ。
いきなりの事態に焦るが、まずは状況を把握するために律子を宥めようと試みる。

「いや、大丈夫だ。落ち着いて。」
なるべく優しく言って、律子を抱きしめて背中をゆっくりと摩る。
少しすると律子に落ち着きが戻ってきたので、状況を確認する。

「どうした? 何かあったのか?」
「…怖い夢を見て目が覚めちゃって…。それから何度も寝ようと試みたけど、ドキドキが納まらなくて…。嫌な寒気までしてきて…段々怖くなってきて、傍にいてほしくなっちゃって…。」
「そっか…怖かったな。もう大丈夫だぞ。」

そう言ってぎゅっと抱きしめる。そういえば、昔自分にもこういうことがあって、同じように母親に助けを求めたっけ。
そんなことを思い出しつつ、安心させてあげることに努めた。

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俺と律子は恋人同士だ。といってもまだ日は浅いのだが。
俺は元プロデューサーで、律子は元担当アイドルだ。今では律子にプロダクションの開設を誘われ、俺はそのプロダクションの社長、律子はプロデューサーを務めている。
少し前までは何にも出来なかった俺がまさか社長を務めるなんてな。そんなこと夢にも思ったことはなかったが、律子とともに歩めるのなら何にも屈することはないと思う。
当時駆け出しだった俺とともに二人三脚でトップアイドルを勝ち取った今なら自信を持って言える。

恋人同士になったのは、プロダクションを開設して少しした頃、事業が安定し始め、少しずつプライベートな時間も持つことができるようになったので、改めて俺から告白した。
改めて、というのも実は律子とはプロダクションを開設する時の誘いのときに、「今後は俺の事をダーリンと呼んでくれよ」なんてふざけて言ったら、その場で律子が本当に「ダーリン」なんて呼んでくれて。
最初は「やっぱり似合わないなぁ~。普通に社長って呼んでくれよ。」と返すつもりだったのが、その時に互いに感じていたものはプロデューサーとアイドルでなければ、新プロダクションの新社長と新プロデューサーでもなかった。
キスなど一生で一度もしたことのなかった俺でも、そのときだけはごくごく自然と唇を合わさった。
それからしばらくは新プロダクションの開設に追われることになり、互いに時間を取ってじっくりと話す時間がとれず、ちゃんとした関係を持つことができなかったが、改めて俺が食事に誘いそこで「好きだ」と伝え、晴れて恋人同士となった。
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ぎゅっと抱きしめていると、律子の体温が伝わってくる。
怖い夢を見たというわけではないが、正直自分も一人で寝るのが寂しく思っていたところだから、律子の温もりを感じながら寝られるのは嬉しい。
すごく温かくて、柔らかい。女性特有のやわらかさが心を落ちつけてくれる。
一緒に寝ることがこれほど心地の良いものだとは、俺は知らなかった。

「…ありがとう。ダーリン。」
「俺のほうこそ…ありがとう。律子が温かくて、とっても心地いいよ」
「………。」

黙っている。照れているんだろうか。
髪を撫でてみると、いつものお下げが解かれていることに気づく。そりゃ寝るときにまでお下げだとは思っていなかったが。
掻き分けてみるとサラサラしていて手触りがよかった。いい匂いもする。

「律子の髪って綺麗だな。匂いもいいし。」
「……そ、そう?」
「前にも言ったけど、やっぱりお下げがないほうが好みかな。お下げがあるのもそれはそれで好きなんだけど。」
「……ダーリンがそういうなら…うちの中にいる時ぐらいなら解きますよ。普段だとどうしても作業の邪魔になっちゃうので。」
「そっか。楽しみだ。」

実はこれほど律子と距離を縮めて、身体を触れ合わせて喋るのは初めてだ。
もちろんドキドキしているが、これは一線を越えたいとかそういうものじゃなくて純粋に律子の事が愛しいからなんだと思った。
よくよく身体の感覚に気を向かせると、律子の鼓動が伝わってくるような気がする。
…律子もドキドキしてるのかな。感じるドクドクは同じように早かった。

普段はとても強気な律子だけど、こうして自分の中にいる律子はとても小さく感じる。
やっぱり女の子だからな。時折こうやって弱気になる時があるから、その時はしっかりと抱きとめてあげたいと思った。

「そろそろ落ち着いたか?」
「ええ、ありがとう。」
「…でも、今夜はこのままで…いいよな?」
「…え、ええ…」
「…ありがとう。」
「それじゃあ、おやすみなさい。」
「うん、おやすみ…と、その前に…」

抱きしめている状態から少し間を空けて律子と目を合わせる。
当然だが眼鏡はつけていない。ただ、眼鏡を外しているのを見るのは初めてで…

「…律子…目…綺麗だな…」
「………。」

黙ったまま目をそらした。暗いからよく見えないが、少し赤面しているのか。

「律子…」

じっと見つめると自然と律子の目が閉じ、そのまま唇を合わせた。
あの時と同じ…柔らかくて優しい唇だった。

-----------------

「朝か…今何時だろう。」

時計は午前6時前を示している。今日は出勤日だが起きるにはまだ少し早い時間だ。

「……う……ん…。」

未だ抱き合った体制のままの律子はまだ目覚めていないようだ。
寝顔はあまり他人に見られたくないものだが…悪いと思いつつ少し拝見。

「…やっぱり可愛いな。」

普段の律子からは到底考えられない、年相応の緩みきった寝顔だ。

「…あまり動くと目を覚ますだろうし…もう少し寝るか。」

そう考え、体制は変えずそのまま目をつむった。



「…ん~っ!朝かぁ~!  ……。」

律子の声が聞こえたが、すぐに無言になった。こちら見ているのだろうか。

「ダーリン…ありがとう。…大好き…。」

そういって俺の頬を撫でたあと、唇が重なる。

「…俺も好きだよ…律子…」
「ヒャッ!!起きてたの!?」
「…いいえ、私は寝てます。」
「お・き・て・ま・す・よ・ね・?」
「…はい。」

そう言って体を起こして律子と向き合う。

「おはよう、律子。」
「…おはようございます。」

むくれた律子も可愛いな。

「昨晩はありがとうございました。…どうしても怖かったんで。」
「いや、全然構わないよ。…むしろ、怖くなくてもこれからも毎日…」
「…え?」
「さて、そろそろ時間だし起きるか。朝食は一緒に作るか?」

そう言って律子と一緒に布団から出た。


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あとがき:
久々にSSを書きました。十分に満足しているかといえば、正直まだまだ読み手に対して必要な部分が描写しきれていない気がします。でも、久々に妄想を形にすることができ、少しスッキリしました。
ただ…今回の話って実は律子に限った事じゃなく、誰でも成立してしまう話になってしまったなと、書き終わってから思いました。もう少し律子らしい部分を付け加えたほうが良いものができるかもしれませんね。
あと書き始めたのが衝動だったので、中間で書くべきものは決めていたのですが、オチを決めておらず、ちょっと燃焼不足になってしまいました。

・・・とまぁ悪い部分も沢山ありますが、今回のSSのような雰囲気が自分は一番好きです。
まだまだうまく書けませんが、こういった温かいお話を書いていけたらなと思います。
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